RI第2830地区 2003-04年度ガバナー Shimamura,Yoshisaku 島村 吉三久 10月は職業奉仕・米山月間です。長い経済の低迷が続いています。1905年のロータリー創設時とまったく同じ状況であります。しかし初期のロータリーアンが、他人への思いやりと助け合いの実践を通してこれを脱したことに鑑み、現代に生きる我々としても決して急がず、されど戸惑わず、息の長い職業奉仕活動を続けていくべきだと思います。 また、米山記念奨学会は、日本におけるロータリー創設者である米山梅吉翁を讃えて設立された日本独自のプログラムであり、いまやロータリー財団と並ぶ人気の高さを誇っております。 単に奨学金を受けるだけでなくロータリーの心を学ぶ絶好の機会を提供しており、学友が集って平和と国際貢献における留学生の役割を真剣に語り合おうという新たな挑戦を始めております。 ロータリーの職業奉仕は、だれから見ても道徳的に怪しまれることがないよう、誠実に良心的な仕事をすること:職業上の取引は対等であって仕事に上下の差はないーいつもお互いに相手の立場を尊重し感謝すること:社会に奉仕するための職業なのだから、自分の職業は品位あるものでなければならない。とロータリーの目的の第二章にうたわれております。 石田梅岩は、「富の主は天下の人々である」と言い、二宮尊徳は「商法は売りて悦び、買いて悦ぶようにすべし。売りて悦び、買いて悦ばざるは,道にあらず。」と言っております。肝に銘ずべきだと思います。 今年度のRIテーマは、「手を貸そう(Lend a Hand)であります。“手を貸そう”とは、「超我の奉仕(Service Above Self)」そのものであり、「超我の奉仕」とは、米山梅吉翁によると「奉仕第一、自己第二」であります。相手の身になって(Put into their shoes)励むこと、これがロータリーの職業奉仕の真髄であると思います。 |
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