「国際大会(関西)」開催の大阪はこんな街

 

 

 今月は、国際大会(関西)のメイン会場のある大阪市をご紹介いたします。大阪は、「お笑い」、「たこ焼き」、「お好み焼き」、「道頓堀ダイブ」・・・というイメージが強いですが、今回は、大阪の意外な一面を皆さまにお伝えいたします。

 大阪は、「人形浄瑠璃(文楽)」発祥の地。義太夫の第一人者、竹本義太夫は今から約330年前、天王寺・茶臼山で生まれました。(谷町筋に竹本義太夫生誕地碑があります。)
 人形浄瑠璃は、近松門左衛門、三人使い人形、道頓堀の竹本座、豊竹座の競演で全盛期(1700年代)となりましたが歌舞伎の隆盛で衰退の一途をたどることになります。
 1800年初め、阿波より植村文楽軒が高津で人形芝居小屋を開いて成功を収め、神社での宮地芝居が人形浄瑠璃の主流となりますが、天保の改革で宮地芝居が禁じられ、一時的に人形浄瑠璃は壊滅的打撃を受けることになります。
1 800年半ばに文楽軒が復活し、明治初年に松島(現在の西区九条、国際大会開会式が行なわれる大阪ドーム、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの近く。)で文楽座を設けました。以後、人形浄瑠璃は「文楽」と呼ばれるようになりました。

 昭和59年、国立文楽劇場が大阪日本橋(電気街として有名であり、大阪の台所・「黒門市場」の所在地)に開場され、人間国宝を多く輩出し、文楽は安定期を迎えていきます。
 また義太夫が生まれた茶臼山一帯は、財閥・住友家の本宅でしたが、大正10年、大阪市に寄付されました。本宅内の名園、「慶沢園」は、天王寺美術館裏に位置しており、この地域は大阪では珍しく緑が多く、天王寺博覧会(1987年)にあわせて、環境整備も行なわれましたので、安心して散策などを楽しめます。
 また、茶臼山から北方200mに位置する安居天神境内は、徳川家康を茶臼山まで追いつめた真田幸村の戦死の地であります。
江戸時代、桜の名所であったことから、歌舞伎の演目で有名な「義経千本桜」は、この地がヒントになっていると言われています。

 安居天神近くの四天王寺あたりの天王寺雅楽は昔より格式が高く多く楽人がお寺の近くに住んでいましたが、明治になり東京宮内庁により召しせられました。その中に林広守という人がおり、国家「君が代」の作曲者です。
 また、東儀一族は、四天王寺出身者も多く、海軍の歌「海行かば」は東儀季芳の作曲です。
今、人気の東儀秀樹氏の先祖もこの地に住んでいたことでしょう。

 くいだおれの街、大阪で「おいしいもん」を食される前に、少し歴史の散策をしてはいかがでしょうか?
きっと、今までとは違った大阪に出会えることでしょう。
 この国際大会を機に、関西地域それぞれが持つ独自の魅力を肌で感じてください。

国際大会事務局
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