ロータリー・リーダーシップ研究会の概要


ロータリー・リーダーシップ研究会の概要
ロータリー・リーダーシップ研究会(RLI)は、ロータリー・クラブの指導者開発計画を実施するための、ロータリーの地区と地域の基本的な連合組織です。RLIは高い教育的な経験を備えた将来のクラブ指導者を要請する目的で、その可能性のある特定のロータリアンを支援するために、ニュージャージー州の中央にある7510地区で、デヴィッド・リネット地区ガバナーによって1992年に設立されました。
1994年には、ニュージャージー州で更に3つの地区が加わって多地区の活動となり、1998年には、31ゾーン、32ゾーン(アメリカの北東部、中部大西洋岸、カナダの一部)に広がり始めました。
RLIが2つのゾーンに広まったことで、このプログラムは国際ロータリーの役員の関心を惹きました。プログラムは、2001年の国際協議会のスピーチの中で取り上げられ、「指導力成功談」としてRIウェブ・サイトに掲示されるとともに、RIニュース・バスケットの2002年3月20日号の記事にもなりました。RI理事会は、クラブや地区がRLIおよびこれに類似したプログラムに参加することを推奨するという決議を採択しました。
2001年9月に、RLI常任委員会はロータリーの世界全体に、ある程度の自治権を持った支部を作るという拡大計画を採択しました。常任委員会は、31ゾーン、32ゾーンの外部に拡大する必要性を認める一方で、支部を成功させるためには、RLIからの支援が必要であることを認めました。すでに結成された支部の名前はRLIのウェブ・サイトhttp://www.rotaryleadershipinstitute.orgに掲載されています。

2003年9月に、RLIと本部(31ゾーン、32ゾーン)の機能は切り離され、現在、支部の統括機能は国際ロータリー・リーダーシップ研究会もしくはロータリー・リーダーシップ研究会と呼ばれています。
統括組織の管理主体は、それぞれの支部長によって構成されたRLI調整審議会(RLI Coordination Council)、国際委員長、国際常務理事、将来も受けられる予定の調整審議会の他の役員です。調整審議会はRI国際大会のほか、委員長または審議会の招集によって開催されます。調整審議会は年次予算と支部分担金を決定し、RLIの基準と目標を決定します。

ロータリー・リーダーシップ研究会の任務
ロータリー・リーダーシップ研究会の目的は、クラブの会長によって推薦された、指導者としての素質を持った特定のロータリアンに、教育を受ける機会を提供することです。
今後毎年、各クラブの会長は、クラブの指導者候補者として(必ずしも、会長候補者というわけではありません)会員を指名するように要請されます。指名された人は、ロータリーの知識と指導力を伸ばすためのコースを受講することができます。これらのコースは、熱心で、独創的で、ひたむきなロータリアンになるように受講者を動機づけることを期待したものです。
3日間コースの全期間出席した人には、完了の認証が与えられます。講義内容はもっとも斬新なもので、可能な限り参加者参加形式が採られます。その手法には、グループ・ディスカッション、ロール・プレイング、問題解決ワークショップ、グループ計画トレーニングなどが含まれ、講演は限定されています。

「太陽の光が永遠に陰ることはありません。緑色の存在に気づくまでには、芽を出す時間が必要なのです。種をまいた人が常に収穫できると限らないのです。」・・・アルバート・シュバイツアー

RLIの結成につながった問題点は、私たちのロータリー・クラブの多くの会長やその他のクラブ指導者たちが、ロータリーに関する僅かな知識しか持たないで、特に自らのクラブ外のことや、ロータリー運動を前進させていくのに必要な指導力に関する乏しい知識しか持ち合わせないで就任すると言うことです。良い指導者がいるクラブは、価値があって関心の高い奉仕プロジェクトに会員がかかわり、存在感と友情の雰囲気をかもし出し、良いプログラムを伴った関心ある例会を行って、会員を育て、退会防止を図っています。指導力こそが、私たちのクラブを成功に導くための重要な要素なのです。PETS、地区チーム研修セミナー、地区協議会などのRI研修プログラムのほとんどすべては、具体的な活動に関するプログラムです。RLIはロータリーを生甲斐としているリーダー候補者に焦点を合わせるもので、特定のロータリーの役職にある人に焦点を合わせるものではありません。すなわち、一般的な指導者教育を提供するものです。
基本的なコースでは、丸3日間の「部門Part」が提供されます。参加者によっては、3年間かけて毎年「1部門」を受講するかもしれませんし、異なった場所で他の「部門」に出席するかもしれません。本部では、参加者はいかなる場所のコースでも出席できますし、(2003-04年度は23箇所で実施)、どの場所でも同じプログラムを実施するつもりにしています。「部門」は、T、U,Vの順番で受けなければなりません。3「部門」が終了したときに、参加者はRLIピンを受け取り、次いで、様々な問題に関して深く研修する「卒業生セミナー」を選択することができます。卒業生プログラムは、2000-01ロータリー年度に、32ゾーンで開始されており、毎年、広げられる予定です。
カリキュラムの話題はウェブ・サイトに掲載されています。カリキュラムは毎年改訂され、改定された指導者用資料や参加者用資料は、ロータリー年度初冬、すべての支部に配布されます。
コースは朝食会議、昼食、および7つのブレークアウト・セッションから構成されています。
指導者は、ディスカッション・グループを指導する前に、丸1日かけてオリエンテーション・プログラムを受けます。通常、指導者の大部分は、そのコースを実施する目標となった地区以外の地区から来ます。本部における指導者は、毎ロータリー年度に、2日間か3日間以上のコースを志願するものと予想しています。指導者は地区ガバナーや地区RLIリーダーによって推薦されます。指導者は、元理事から元クラブ会長から選びますが、特別な才能のある場合には、まだクラブ会長をしていない人から選ぶこともあります。指導者を選ぶ場合の重要な評価基準は、講演することではなく、議論を導き出す能力なのです。