地区委員長あいさつ
ロータリーの友 吉川健一 青少年育成 三浦祐一
クラブ拡大・会員増強 差波育子 青少年交換 小山内幹浩
ロータリー家族 松本康子 ローテックス 浅葉信義
研修・広報 佐藤信彦 インターアクト 相坂博
職業奉仕 田中正吉 ロータアクト 相場博
職業奉仕 川口毅 RYLA 夏井光男
環境保全 丸井裕 R財団増進・補助金 大柳繁造
世界社会奉仕 阪本幸光 R財団奨学生・GSE・学友 阪本壽一
アジア親善 町田容造 米山奨学生 山崎悟朗
識字率向上 富岡義勝 情報・インターネット 今泉礼三
今年度の活動について 

       ロータリ−の友委員長 吉川健一(青森)

 この度、川口ガバナーより「ロータリーの友」委員長の委嘱を受けました青森ロータリークラブの吉川です。私は入会してから約20年程になりますが、地区の役目を仰せ付かったのは初めてで、まして委員長ということで荷が重い気がしますが、一年間頑張ってまいりたいと思います。
 さて、今年度当委員会の活動として3つ程目標を掲げました。
 まず、1つ目は雑誌に対する会員の関心を高め読書率の更なる向上を目指すため、各クラブにロータリー活動のテキストとして有効に活用してもらうよう働き掛けたいと思います。「ロータリーの友」はR.Iの公式雑誌であり、講読することがロータリアンの義務の1つでもあります。「ロータリーの友」には一般教養、ロータリーの知識、会員の意見交換、世界のクラブ活動状況等々、会員の人間形成に役立つ記事が満載されております。
 2つ目は「ロータリーの友」に対する意見及び記事の投稿を積極的に各クラブにお願いしたいと思います。記事の扱い方や内容等について感じた事、俳壇等趣味のコーナーやロータリーに関する活動で特色のあるもの、他地域他クラブの参考になるような記事、ユニークな事柄等何でも結構です。
 3つ目は川口ガバナーが地区テーマとして掲げた「ロータリーを世に表わそう!」に基づき、一般の人々に雑誌を通じてロータリーを理解してもらう為に、多くの方々の目に触れる場所に置かせてもらえるよう各クラブに活動を促します。そのために委員会としては、各クラブに雑誌がロータリアン以外にどのような所に配布されているか、又、どのような所に配布すればよいかアンケートを取り、各クラブの参考になるようにしたい。
 以上今年度の抱負を述べましたが、計画が達成出来ますよう、各クラブ、各ロータリアンの特段のご協力をお願い致します。
 最後に、毎年4月はロータリー雑誌月間となっております。各クラブは「ロータリーの友」を再認識するような行事を企画して戴くようお願い致します。
委員長就任のご挨拶

 クラブ拡大・会員増強委員長 差波育子(八戸北)

 この度、地区クラブ拡大・会員増強委員長を仰せ付かりました八戸北ロータリークラブの差波と申します。私はこれまで「増強」に関わる活動は皆無と言ってもよく、ロータリーそのものについても不勉強であり、果たしてこのような大役が務まるかどうか不安でしたが、自分がこれまでロータリーの中で様々体験させて頂いた事や、学ばせて頂いたことの大きさを考えると、何がなんでも精いっぱいやらなければと思い、お引き受け致しました。
 すでにガバナーエレクトより地区の方針が打ち出され、会員増強・退会防止を推し進める為にはロータリーの質を高めることが急務であると示されました。これを受けて、新設されたロータリー家族委員会や、ロータリー研修・広報委員会と連携をとりながら、実りある活動につなげて参りたいと思います。
 会員減少の実態は、世界的にみれば123万人が120万人に、日本においては12万人が10万6千人と著しい減少をみせております。その背景には、社会情勢の様々な変化により、やむを得ず退会なさる方も多いことや、近年のロータリーに魅力がなくなったことが大きな原因であるなどがあげられております。
 しかしロータリーが誕生した時代もまた経済恐慌で、人心はすさみ犯罪は巷にあふれていたと言われます。そんな中に生まれたたった一人の青年弁護士の熱い理想が100年と言う時代を脈々と生きつづけ発展してきた事実は、人間の尊厳を重じるロータリー精神の不変性を物語るものであると同時に、その精神を追求するロータリアン一人一人の存在こそが、ロータリーの歴史を作ってきたのだと思います。国際ロータリー理事会の決定事項の中に2004〜2005年度をもって、RI会長が新入会員に対して歓迎表明書簡の送付を開始するとありました。このことは会員増強がRIの強調事項であることもさることながら、一人一人のロータリアンの存在の重さを表すものであると私は解釈しております。
 よって今何よりも大切なことは、私たち全てのロータリアン一人一人が、ロータリーにとって欠かすことのできない歯車の一つであることをもっと強く認識すべきであり、その為の活動こそ最優先すべきことではないかと考えます。
 6月26日、東京に於いて第1・第2ゾーン地区会員増強委員長連絡会の開催が予定されております。地区内外の現状を把握しながら的確な活動が出来るよう務めて参りたいと思っておりますので、ガバナーはじめ皆様方のご指導よろしくお願い致します。
新設された委員会

    ロータリー家族委員長 松本康子(青森中央)

 ロータリー100年を祝い、さまざまな困難と時代の移り変りに対応しながら100年の道を歩み、大いなる歴史を創り上げてきた多くのロータリアンに、深い敬意を表したいと思います。
 2003〜2004年度のジョナサンB.マジィアベ会長が「私たちのランクにある質の高い、熱意ある男女を得て充実し、クラブはロータリー家族と呼ぶ概念に参加するよう奨励します。」との方針によりすでに3〜4地区では委員会が発足しております。 ロータリー家族委員会とは何か。提案事項(エリア・コーディネーター)を明記します。
@クラブロータリアンの情報を的確に把握する。A家族委員会の設置とロータリープログラムを熟知している会員を委員に任命して、クラブ会員とロータリアン以外の人々を支援するクラブプロジェクト及び活動を援助する。B例会における会員家族の最新情報の提供。C配偶者や物故会員の家族に会報やロータリーの友を送り、さまざまな行事に参加を呼びかける。D物故会員や配偶者の追悼行事を計画する。E会員増強委員会と連携して増強退会防止等の共通目標を立てる。F会員以外の人のロータリー行事への参加を呼びかける。G配偶者や家族をロータリー特別行事に招待し、機会を捉えて少なくとも数回クラブの親睦行事に参加を呼びかける。Hロータリアンの事業所で集会や、ロータリー家族との集会を計画する。等々
 以上のことから地区の各委員会とも連携をとりながら、一年間進めて行きたいと思います。クラブや他クラブの成功例の報告もお知らせ頂き、ロータリー家族や親睦に関する問題点等もお申し出下されば幸いです。
 ロータリー家族で参加出来る講演会も計画しております。
地区委員長就任にあたって

        研修・広報委員長 佐藤信彦(青森RC)

 今年度は《ロータリー創立100周年》という画期的な年度です。この100周年に、地区の研修・広報委員長の任命を受けるとは、まさに汗顔の至りであります。しかも、グレン・エステス会長は“ロータリーを祝おう”と、大変ダイレクトな表現でターゲットを掲げられました。100周年の慶びをクラブで、職場で、地域社会で、そして世界で祝おうと私たちに呼びかけております。
 この呼びかけ方は、アメリカ人の持つ感性でしょうか、とてもPRに満ちたものだと思います。自分自身の喜びを、こんなに素直に表現することは日本人には出来ないことです。“謙譲の美徳”を旨とする日本人との感性の違いを、このターゲットに感じておりましたら何と、川口ガバナーのターゲットには驚かされました。
“ロータリーを世に表そう”であります。R.I.会長ほどの直截的表現ではないにしても、まさにPR手法が滲み出ているキャッチフレーズだったのです。研修・広報委員長という立場を担う私は、正直に身震いを感じました。これまで、地区の役員を何度か体験しておりますが、こんなに責任を重く感じさせられたのは初めてでしょう。
確かにロータリー100周年は、ロータリーを内外にPRする絶好の機会です。ロータリーがこれまで積み重ねてきた幾多の活動実績を、100周年という劇的なドラマとして表現し、さらに希望と期待に満ちた今後の展開へと、ストーリーを進めなければなりません。
 一方、職業倫理、社会倫理の低下が云々され、ロータリーの質も問われる中での100周年であります。この点について川口ガバナーの提言の一つは、新会員を中心とした若手ロータリアンの教育です。「ロータリー塾(仮称)」を開講し、そこでトレーニングを行なおうというもので、当委員会として必ずや実現しなければと意欲をかきたてている所です。
 ロータリー100周年を、真に有意義なものにするべく努力を傾注いたしましょう。
委員長就任のご挨拶

職業奉仕委員長 田中正吉(三沢東)

‘04年 〜‘05年度は、ロータリー100周年、このような意義ある年度にロータリーの原点でもある地区職業奉仕委員会に配属されましたこと、大いなる名誉を感じながらも重責に戸惑っているところです。
さて、昨今の世相を見ますと、随所に職業倫理の欠如と思われるような不祥事が多数発生しております。ロータリーに『職業奉仕』という正式名称ができたのは1931年、アメリカの恐慌期だと言われていますが、現在の日本の現状と合わせてみて、興味深いものがあります。当時、アメリカの経済恐慌は史上最大のものといわれ、ロータリアンの中でも不心得者や偽善者達はバタバタ倒産していったとき、ロータリーの根本原理を実践していた企業経営者達はその恐慌の難をまぬがれたばかりか、中には全国的に経済界救済に立上がる事ができたという歴史的事実があったと小堀憲助氏の『ロータリー発生史』にあります。今、我々は、ロータリー100周年を唯単に祝うのではなく、一度、原点に戻り、あの入会当時のロータリーに対する期待と関心を再度高めて、確認し合わなければならないのではないか、そのワンステップとして、11月7日(日)に地区職業奉仕委員会顧問として3年間努められた杉浦パストガバナーを講師として職業奉仕セミナーを開催することにしました。テーマは『職業倫理の啓蒙』そして『若者の就職率の低迷と離職率の高さについて』となります。この地域として最も関心のある問題を参加ロータリアン全員で討議しながらロータリー100周年を祝いたいものと思います。又、地区協議会では、簡単な職業奉仕活動アンケートを実施しましたが、参加クラブ数等の制限もあり、思うような成果を上げることができませんでしたが、再度、各クラブの職業奉仕委員会に呼びかけ、活動状況を把握し、各クラブに対してどのようなお手伝いができるか模索していきたいと思います。
講演会“甦るサトウハチローの世界”開催

        社会奉仕委員長 川口毅(むつ中央)

ロータリークラブは社会へどんな活動をしているかを自ら問い、ロータリーを祝う100年の歩みに委員長の重責を感じています。活動に付きましてご教示を仰ぎ度、宜しくお願い申し上げます。
先ず取り組んでいきたいことは、大きな社会問題に発展し、深刻かつ陰湿な「子供虐待」「いじめ」です。最近の事件に母親が子供に食事を与えない、子供に刃物を向けたニュースがあり、ますます凶悪化しています。報じられた民間団体からのショッキングなニュースは母親からの調査で、母親10人に1人は虐待しているというのです。公的機関が取り組んで被害者からの相談が減ってはいるものの、一向に無くならないのはなぜでしょう。
 私はクラブで取り組んできて最近感じていることは、強いはずの夫、父親の存在感が軽薄になっていることに問題があると考えています。9月25日青森市に於いて「甦るサトウハチローの世界」の講演会を開催します。子供の夢をはぐくむ童謡の世界ハチローの優しいおかあさん像、強い親爺像など失われていく“日本の心”を一般の方々に聴いて頂き、小宅弘道パストガバナーご指導のもと啓発していきたいと考えています。
 協賛委員会は次のとおりです。
 環境保全委員会・青少年育成委員会・ロータリー家族委員会
 地区委員には
 工藤 義隆(八戸) 貝瀬 俊治(八戸東) です。
 何卒ご協力をお願い致します。
委員長就任のご挨拶

環境保全委員長 丸井裕(十和田)

 人類にとって、空気と共にかけがえのないもの、それは水。水は太古の地球を育て、また太古の生物の進化を助けてきました。太古の地球は火山が広がり、どろどろの溶岩が流れ、まさしく火の海でした。その後、長い年月をかけて溶岩から水蒸気が発生し、それが雲となり、たくさんの雨を降らせ、太古の地球を冷却していったのです。その際にたまった
水こそが生物の母であり、地球上の70%をしめるといわれる海でした。海は多くの原始生物を育んでいきました。そして、進化を繰り返し、やがて人間が生まれたのです。もちろん、人間も例外ではありません。人間はたくさんの細胞の集合体であり、それを組織するおよそ70%が水分であると言われています。私たち人間も母親の胎内から生まれました。胎内には胎児を育む羊水があります。生物が海から生まれたことはこの事で証明できると思います。生物が生きていく為には水が必要なのです。
しかし、特に先進国の開発により森林が伐採され、空気や水が汚染され、環境が悲鳴をあげ、以前には存在しなかったものが人間を襲う深刻な事態になっています。人類が環境を破壊した結果、今まで人類が対峙した事がないものが正体を現してきました。それは環境からのシグナル=警告といっていいと思います。
環境を敬い、環境に優しく、環境と共存することが、人類にとって果たすべく義務です。
1990年、国際ロータリーは環境保全プログラムを採択し、それには4つの目標があります。
1.環境保護、保全のために行動するようすべてのロータリアンの注意を喚起します。
2.ロータリークラブが遂行する環境奉仕プロジェクトの数を増やします。
3.環境問題について、ロータリアンやロータリークラブの認識を深めます。
4.ロータリークラブが環境保全に献身しているというイメージを育成します。
私は今年度、この4番目を取り上げてみたいと思っております。各クラブが、各ロータリアンが環境保全、保護にいろいろと努めておられる事は、各々の事業者を見れば一目瞭然でよくわかります。しかし、ロータリアンだけで出来る環境問題の改善は今のところ、環境破壊のスピードにはついて行けないのが現状です。そこで、いかにしたら1人でも多くの人たちを取り込む事ができるのか、1人でも多くの人々に知ってもらう事ができるのか、各クラブの取り組み、そして地域とのかかわり方を調べ直し、もっともっと大きな輪を広げることができればと望んでおります。
青森県は自然環境豊かな県です。しかし、空気も水も土壌も我々が年々悪化させているのは間違いありません。今一度、自然とすばらしい環境資源に感謝し、次の世代に今よりも少しでもいい環境を残せればと思っております。
どうかよろしくお願い致します。
委員長就任のご挨拶

       世界社会奉仕委員長 坂本幸光(鶴田)

 今年度、地区の世界社会奉仕委員長を任命されました。
この様な重要なポストにつくことになりましたが、私はロータリーとしての経験も浅く、又、知識も不足していますので果たして1年間責務を全うすることが出来るのかとても不安です。さらに何かしらの計画をたて1年間で達成することなど不可能に近いと考えているところです。
 しかし、私自身ネパール親善委員を2年間務め、2度のネパール訪問をしましたのでその経験を多少でも活かしながら識字率向上委員会、アジア親善委員会への協力をしていきたいと考えていますので、識字率向上プロジェクトのためにネパールへの訪問もぜひやってみたいと思っています。
 又、地区各クラブへ世界社会奉仕についてのアンケート調査や、インターネットでの衣料支援に関する情報収集、ネパールの危機下の児童の情報収集などもぜひやってみたいと思います。
 1年間という短い期間ですが委員のみなさまのご協力と、担当パストガバナーの関場さん、そして川口ガバナーのご協力のもとに楽しくやりたいと思いますので1年間よろしくお願い申し上げます。
地区委員長就任にあたっての抱負

      アジア親善委員長 町田容造(弘前西)

全くの突然の委員長ご指名、何をしなければならないか、とまどっているのが現状です。
とりあえず、委員の皆様より資料・情報を収集し、ようやく目標が決定しつつあります。
日頃、ロータリー活動そのものにはあまり興味を持たなかったツケが今、巡って来たのを痛感して居ります。
今回気がついたのは、部会の中で一番予算を使うであろうと思われるのに、記録が少なく、さらに特定のクラブではかなり興味があるらしいのですが、ほとんど、「おおらかさ」からであろう無頓着な会員が多く、もっと自分の出費に対して興味を持つ様にプレゼンテーションと記録を各クラブに配付することを実行したいと思って居ります。
現在、我々はアジア自体が激動とも云えるほど動いているのに、四方を海に囲まれて、安穏とした日常生活を送っているせいか、国際ロータリーの名とは少しかけ離れた認識すら感じられます。
とりあえず、日本が今、アジアの中でどの辺の位置なのかを知る為に、出来る限りアジアの中のロータリークラブを訪問し、「我々に何ができるか」を改めて模索することが必要だと思われます。
過日、大阪にて第3270地区ガバナーノミニー シャキル・アンサリ氏と話した際、「55名ノミネートしたのに、10名しか日本のビザが突然取れなくなり、残念でしょうがない」とのことでした。後で知ったことですが、何らかの理由で中東方面の旅客テロチェックに抵触し、調査が長引いている状態で会期に間に合わなかったとのことでした。信頼される筈のロータリアンですらこの調子であります。世界、特にアジアは大揺れに揺れています。世界平和を願うためには、まずアジア各国を知ることが必要ではないでしょうか。この事について、委員共々活躍することを期待されていると伝えられて居ります。
蛇足になりますが、小生の突然の御指名は、3年ほど前よりアフガン難民支援対策を模索し、調査に出かけていたことより発したとのことでありました。「光栄の至り」と思って居る次第です。
2004〜2005年度 RI2830地区アジア親善委員活動計画書
@ ネパール国ドリュケルR.C、コテン地区との交流とこれからの支援の可能性について探りたい。
A 新たに、第3270地区(パキスタン・アフガニスタン)カブールR.Cとの交流について模索したい。
B アジア各地R.Cの交流をも模索し、活動して行きたい。
C UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のプログラムに沿った募金及び協力活動を行いたい。
ex.アフガニスタン/シェルター計画   UNHCR難民教育基金
宜しくご協力の程をお願い申し上げまして、新任委員長のご挨拶に代えさせていただきます。
委員長就任のご挨拶

        識字率向上委員長 富岡義勝(八戸)

ロータリーで識字率向上運動と言えば、ここ数年では2001-02年ビチャイ・ラタクルRI会長が、「識字の種を播きましょう」と呼びかけたのが記憶に新しい。それ以後も、昨年度のマジィアベ会長、今年度のエステス会長も引き続きロータリーの重点事項に挙げている。
このような流れの中、わが2830地区においても川口ガバナーのご英断により、今年度識字率向上委員会が新設される運びとなった訳であるが、識字率向上運動という言葉自体まだよく理解されていないような気がする。より一般的な言葉で言い換えるならば、「文盲率を減少させる運動」という事になろうが、それならば当地区には必要ないとお考えになるロータリアンも多かろうと思われる。しかし、全世界の非識字者の実に約4分の3がこのアジアに集中しているという現実、そしてそこには当地区が30年近くも支援を続けてきたネパールも含まれているという事実がある。また識字率向上運動は、ガバナーも折に触れて力説されているように、発展途上の地域における貧困の軽減ならびに解消ばかりでなく、ひいては世界平和の実現にも寄与するという一面も持っている。そしてこのことが、本委員会が当地区国際奉仕部門に設置されている理由でもある。
今年度、本委員会は2つの目標を掲げたいと思う。1つ目は、地区内のロータリアンに識字率向上運動の意義と必要性、ならびにこれまでのRIの取り組みについて理解と認識を深めて頂けるようセミナー等を開催し、識字率向上運動についての様々な情報を提供することである。2つ目は、当地区としての識字率向上運動の実施に向けてネパールにおいて現地調査を行なうことである。
新設委員会でもあるので、どの程度の活動ができるか自信はないものの、各クラブの国際奉仕委員会および世界社会奉仕委員会との連携を大切にしながら、今年度の目標達成に向けて竹内委員(七戸RC)とともに努力していきたいと思う。
委員長就任挨拶

        青少年育成委員会 三浦祐一(青森)

2003年ガバナー会に設置された全国青少年育成委員会において、全国的に教育問題に取り組み、ロータリアンが、協力していくことになりました。昨年、9月、2830地区におきまして、「講師派遣・職場訪問 体験のリスト」を作成する事が出来ました。作成にあたり、ご協力いただきましたロータリアン、各企業に対しまして、あらためて、御礼申し上げます。しかしながら、会員数に比べて、登録者数が少ない状況でありますので、さらに、充実させる必要があると考えます。
今年度の活動を確認いたしますと、
@ 地域の中学校の総合学習に講師を派遣する。
A 生徒の職場訪問、職場体験を会員企業が受け入れる。
この2点をロータリアンと企業が協力して、進めていくことでございます。
 近年、家庭の教育力の低下、地域の教育力の低下、青少年の問題行動の深刻化等の問題がある中で、今回の青少年育成プログラムは、まさに的を射た、有意義なプログラムと考えております。
 この活動こそ、足もとからの、地域密着の奉仕ではないでしょうか?
 最後に、全国的に、教育問題への取組みの機運が高まっている中で、是非、地区大会において、「学校教育」に関してのテーマでの講演を企画していただくよう、川口ガバナーにお願いいたしまして、委員長就任のご挨拶といたします。
青少年交換委員長抱負

        青少年交換委員長 小山内幹浩(大鰐)

 本年度の交換学生は4名で西・東オーストラリア2名(9460・9680地区)、合衆国2名(5580・ESSEX東部多合同地区)の計4名です。来訪学生も同じ地区より8月に合衆国2名(5580地区よりKela Johnsonさん 弘前RC受け入れ、ESSEX内の7430地区より John Molnar君 八戸南RC受入れ)、1月には十和田東RCホストのBlake Denker君、八戸北RCホストのBriony Griffithsさんに代わりオーストラリア2名が来訪されます。派遣学生は、横町みなみさん(聖ウルスラ高校 八戸北RCスポンサー 9460地区派遣)、藤田茜さん(弘前中央高校 弘前RC 9680)、洞内みな子さん(八戸高校 八戸南RC ESSEX)、川村望さん(三本木農業高校 十和田東RC 5580)の4名の派遣が決定しています。
 2004年の派遣学生の募集はすでに各クラブに配布した通りで、9月18日の選考試験で派遣候補学生が決定されます。1年間の準備機関を経るため、募集年齢は中学3年から高校2年生までということになります。意欲のある健全な若者が一人でも多くこのプログラムに参加し、その経験を生かして、素晴らしい国際人として育ってもらいたい―この一念です。さらに、来訪学生にとっても素晴らしい1年間であれば、相手国にいる派遣学生の印象もおのずと違ってきます。このすばらしい大きな1年間留学と言うプレゼントを学生に与えられるよう、スタッフ一同、協力したいと存じます。
 青少年交換委員会の活動は来訪学生、派遣候補学生を中心に展開されます。年6回のオリエンテーションに組みこまれるクリスマスパーティー、ウインターキャンプ、スプリングツアー、終了式などを予定し、その他、クラブ・スクールカウンセラー、全国青少年交換委員長会議など年間活動計画は盛りだくさんとなっております。
 私事ですが当委員会委員長6年目に入ろうとしています。が、残念ながら当地区の全体からみれば、このプログラム参加の積極性は稀薄になっているように思い、自分の至らなさを実感しています。これと同時に、心機一転する必要を切に感じています。新委員2名も加わったことを契機に何らかの新しい空気を入れ替えれ手段を昂ずるようにしたいと考えているところです。再三申し上げることですが、これほど皆様のご協力なくしてできないプログラムはありません。そして主体はクラブです。学生をホストし、スポンサーになっていただき、初めて成り立つプログラムであります。それを委員会はいかにして円滑にそして充実させ、良好な継続を促すかが課題です。川口彰五郎ガバナーはじめ、各ロータリアンの皆様のご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。
地区委員長就任に当たって

        ローテックス委員長 浅葉信義(東北)

 当委員会は青少年交換委員会と表裏一体の関係にあり、地区内の年間活動方針は(別紙の通り略)交換委員会と合同の形をとることになります。又本年度はローテックスの本来の目的である“学生とロータリアンとのかけ橋”ということをより重く受け止め、スポンサー及びホストクラブの関係ロータリアンの方々、又派遣学生、来訪学生たちとももっと深い交流をもち、より幅広い活動を考えたい。
 そして最大の目標は、去る5月20日から始まった大阪国際大会のプレコンベンションと併催された、第2回全国ローテックス会議で提案された全日本ローテックス(仮称)の設立問題です。昨年の第1回の青森会議では見事全国ローテックスのネットワークの立ち上げに成功し、今回の国際大会までの一年間大変な活躍をし、大きな成果を上げました。それを一歩進めてということでしたが、意見は百出、2日間の会議に於いても結論までには至らず、次回本年度の東京会議に持ち越されることとなりました。そこで我が地区の活動としても、従来の海外、県外(にごよん会)、県内という3本立ての活動を一本化し、全国的な組織作りに対応するため態勢を整える必要があろうかと思い、これを本年度の最大の課題としました。
 ローテックスは昨年全国ネットを立ち上げてからの活躍、また国際大会へ向けての東京、大阪での3回にわたる準備会の活動等、我が国ローテックスの全国的活動にRIも注目され、今回の第2回ローテックス大阪会議にRIの会員増強委員会コーディネーターのドナ・マックドナルドさん、そしてプログラム委員会のコーディネーターのアダムさんとデビさんの3人の方を取材のため派遣してきました。大変熱心に詳細な取材をされておりました。その結果はいかなることになるかはわかりませんが、これを機に日本のローテックスの存在をもっと強引にアッピールし、将来は国際的な連携もと大きな夢を見てみたいものです。
地区委員長就任にあたっての抱負

        インターアクト委員長 相坂博(弘前東)

今年度の地区IAの活動予定は7月10日「IA指導者講習会」(HC青森山田高校IAC 提唱RC青森東RC)7月24日・25日「第39回年次大会」(HC八戸東高校IAC 提唱RC八戸中央RC)がすでに決定されております。昨年行われた「日韓交流IAの翼」は今まで25回韓国に派遣しておりましたが今年度は指向を変え、こちらからの派遣ではなく韓国のIACをこちらで受け入れる方向で時期を冬休みにし、場所など検討中です。また、次年度の活動計画はIA指導者講習会や年次大会等の場で、各IACや各高校の都合の良い日を話合い調整して決めたいと思っております。
平成16年現在、2830地区には20校のIACがあり400人ほどのクラブ員が活動しておりますが、県立高校と私立高校の取り組み方の違いや指導にあたっていただいている先生方の姿勢の違いなどにより、活動状況にかなりの違いが見られます。
また生徒自身も、学業や部活動との両立の難しさを感じているようです。今後の課題としましては、学校や先生方にIACへの理解を一層深めてもらい、学校行事や学業の妨げにならず、参加した生徒達が一人でも多く「IACに入って良かった」と思えるようなIACになるように地区委員会では提唱RCと各IACとの橋渡しやお手伝いをして行きたいと思っております。そのためにはIA活動の企画・運営を生徒達にゆだね、RCはそのバックアップに回る事や学校・生徒個人への表彰なども励みとなる事と思います。
地区IA委員会は私を含めて5人おりますが話合いを密にし、各RCと各学校との連絡を取り合い、他の4人の委員を副委員長にし、委員の自覚と責任感を持って活動していきたいと思っております。各RC及び提唱RC・ホストクラブには大変ご苦労をおかけすると思いますが、IA委員会へ今以上のご協力をよろしくお願いいたします。
地区RA委員長の就任にあたって

        ローターアクト委員長 相場博(三沢)

 地区RA委員長の就任にあたって、各ロータリークラブへのお願いと協力について、一言述べさせていただきます。
 現在、第2830地区のRACの数は10クラブ、会員数は140名です。各クラブとも会員の減少が著しく、クラブ単独での活動は厳しいものがあります。
提唱クラブにおかれましては、今一度ローターアクトの会員の増強を考えていただきたいと思います。
 我々、ロータリーが創り出し、育ててきたローターアクトクラブの活動が、より活発で効果の上がるものであって欲しいと願っています。
 そして、ローターアクトの年間活動においても、是非提唱クラブのロータリアンの登録、参加をお願い協力をいただきたいと思っています。
委員長就任のご挨拶

        RYLA委員会委員長 夏井光男(八戸北)

昨年はインターアクト委員長、過去にRYLA委員長を三年間務めまして、この度又RYLAの委員長を拝命致しました。初心に帰り頑張ってやりたいと存じます。
RYLAは国際ロータリーが1971年に公式に採用したプログラムで、ロータリー奉仕の中でも最も意義深く、発展している奉仕プログラムの一つです。
世界各地で数千人が、毎年このプログラムに参加しています。プログラムの参加者が若い人々に影響を及ぼすため、プログラムの影響力は、更に広がります。
さらに、RYLAは、しばしば指導力養成と奉仕活動を行うローターアクト、インターアクトの結成や強化につながります。従ってRYLAはそれ自体が主要なロータリーの青少年活動であり、同時に他のすべてのロータリー青少年活動も補足しています。
第2830地区のRYLAは、2004〜2005年度の開催で第11回を迎えます。現在開催クラブ等については、検討中ですが、皆様方のご協力を得ながら頑張っていきたいと存じます。

RYLAの目標は次の通りです。
・ ロータリーが青少年を尊重し、かつ、青少年に関心を抱いていることを明らかにすること。
・ 選考した青少年指導者及びその素質のある人に実地訓練を体験させること。
・ 青少年による青少年への指導を奨励すること。
・ 地域社会に尽くしている青少年を公に表彰すること。 
新年度に向かって
             米山奨学委員長  山ア 悟朗

2004〜2005年度第2830地区米山奨学委員会は、従来とは状況が変化した中で、各事業を展開していくことになります。今まで殆どの奨学生が弘前大学への一極集中であり、全国的にみても特異な地区の一つでありました。
昨年度これらを是正する様々な働きかけや、方策を採った結果、呼応して青森市・十和田市の大学からの応募があり、昨年1月の選考会の結果、別紙のような奨学生の認定となりました。これは誠に喜ばしい変化で永年地区内の米山関係者が願っていた地域・大学・出身国のバランスが是正されたことです。この結果、今まで弘前地区の各クラブに負担と苦労をおかけしていた『世話クラブ』『カウンセラー』についても、青森・十和田地区の各クラブに新たな経験をして頂くことになりました。ご協力下さいました関係各位に深く感謝申し上げます。
 お世話する米山奨学生との交流を通じて、各地域のロータリアン一人一人に今まで以上に米山奨学事業に対して関心を深め、理解を深めて頂けるものと確信致しております。
@ 今年度の米山奨学事業の骨子
・ 地域・大学・出身国のバランスを考えた新規奨学生の選考を目指す。
・ 奨学生とロータリアンとの交流を盛んにし国際理解・異文化理解を深めるためにも、各クラブの例会や行事への奨学生の招聘を積極的に行っていただけるようサポートする。
・ 米山奨学事業は全国のロータリアンの浄財により支えられている。寄附の増進に理解と一層の協力をお願いし寄附実績の向上を計る。
A 奨学生の動向について
前学年度末に6名の終了がありましたが、2004学年度は新規8名の採用があり地区内の奨学生は11名となりました。(弘前大6、八工大1、青森公立大1、青森大1、青森中央学院大1、北里大1)従って世話クラブ・カウンセラーも弘前、弘前東、弘前西、黒石、板柳、平賀・尾上、青森、青森北東、青森南、十和田、八戸RCと、県内各地域に分散しバランスがよくなってきました。新たな奨学生との交流やお世話を通じて、米山奨学事業への認識と理解のレベルアップが強化されるものと期待しております。ひいては、寄附額への増進につながり、更なる米山功労者の誕生があることを願っています。
B 2004〜2005年度地区委員会事業・行事について
地区米山奨学委員会が行う予定の事業/行事は下記の通りです。
・ 米山奨学フォーラム(米山月間に向けて) :2004年9月 青森市に於いて
・ 2005学年度新規奨学生選考会      :2005年1月 弘前市に於いて
・ 2004学年度終了学生歓送会        :2005年3月 弘前市に於いて
・ 2005学年度新規奨学生オリエンテーション :2005年5月 弘前市に於いて
・ 2005学年度カウンセラー研修セミナー  :2005年5月 弘前市に於いて
委員長就任のご挨拶

  情報・インターネット委員長 今泉礼三(十和田東)

2830地区にインターネット委員会が発足して3年目になります。当初の目的は、
@ガバナー事務所から各クラブへの情報伝達が、より速やかになされる。
A情報を電子化することにより、印刷コストを削減する。
B各クラブのホームページを掲載し、所属会員への情報提供をおこなう。
C会員同士がネット上で情報交換をできるようにする。・・・等でした。
@の情報伝達Aの印刷コスト削減は確かに効果を上げています。が逆に各クラブで情 報を受信し会員に伝えるIT担当者(略称CICO)の時間的経済的負担が増えたという現象が発生しています。担当者が自分のパソコンでガバナー月信を印刷し会員に配布するのでは、単にガバナー事務所の経費を各クラブで肩代わりすることになっただけです。インターネットが個人レベルまで普及し、全会員がガバナーのホームページを閲覧できる時代が来るまでの辛抱でしょうか。いずれ・・・あと数年で、そうなると考えています。
Bの各クラブホームページ掲載は地区内43クラブ中17クラブで、まだ理想にほど遠い状態です。掲載の意志があれば、委員会で指導に伺いますのでご一報下さい。また、講習会開催も検討しています。
Cの情報交換のために、地区ホームページ内に伝言板を設けていましたが、現在はメールで事足りる状態ですので、伝言板は廃止します。
いまや、ロータリー情報の全てがネット上にある、と言っても過言ではありません。会員間の情報格差を生じさせないことが当委員会の目的であり、地区内のネット利用普及までの一時的な組織であると考えています。