RI Theme of 国際ロータリー第2830地区 2010-2011年度ガバナーホームページ

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ロータリーとは何か。
ロータ リー・クラブとは何をする団体なのか。

ロータリアンは、 会員候補者やロ ー タリ ーに関心を持っている人々から こういった質問をよく受けま すが、簡潔に数分で、しかも効果的に答えるのは難しいものです。
ロータリーの第一標語である「超我の奉仕」は私た ちの利他的な性質をとらえてはいますが、先の2つ の質問に答えてくれるものではありません。そこで私 は、「ロータリアン以外の人々にロータリーの目的を 説明すること」と「ロータリアンにロータリーの原則 の 重 要 性 を 再 確 認 し て も ら う こ と 」 、こ の 2 つ の 目 標 を満たす簡潔なテーマを探す決心をいたしました。
そして適切な言葉を探す上で、四大奉仕部門を再検 討していたところ、クラブ奉仕と職業奉仕はどちらも 人生を謳歌し、善き市民となるよう私たちを導いてく れるものであると気づいたのです。また、社会奉仕と 職業奉仕を合わせるなら、地元の地域社会をより住 みやすく、働きやすい場所にすることができるでしょ う 。一 方 、国 際 奉 仕 は 、国 や 大 陸 を 異 に す る 海 外 の クラブと協力し、世界理解、親善、平和を広め、世界 をより良い場所にするための機会を、私たちに与える ものです。
ロータリーが、ロータリー・クラブの連合体であると 同時に、奉仕の精神から成り立っていることを忘れ てはなりません。私たちは、「奉仕」「親睦」「多様 性」「高潔性」「リーダーシップ」というロータリーの 中核となる価値観を分かち合う必要があるのです。 ロータリーの真髄を表す多くの語句を検討した結 果、ロータリーの現在の使命を表し、私たちの業績 を強調するために、私たちが得意とすること、すなわ ち、次のテーマを最終的に選びました。

地域を育み、大陸をつなく

この簡潔な語句が、ロータリアンとしての私たちの存 在と私たちの活動を的確に言い表すものであると賛 同していただけることを願っております。ロータリー は 世 界 で も 比 類 の な い 優 れ た 組 織 で す 。私 た ち は 、 地 元 地 域 社 会 の 精 神 と リ ソ ー ス を 育 ん で い ま す 。ま た、住みやすく働きやすい世界をつくるために、世界 中の人々の善意をつないで協力と支援を得ることに かけては、世界でも私たちの右に出る団体はないで しょう。エド・カドマン元会長の言葉どおり、「ロータ リーは、画一化ではなく、結束である」のです。ロー タリアンである私たちは、誠に恵まれています。
2 0 1 0 - 1 1 年 度 会 長 賞 を 検 討 す る に あ た っ て も 、私 は これと同じ哲学を用いました。私は四大奉仕の各部 門が等しく重要であるという考えに基づき、クラブが 四大部門のすべてにおける成果を確認することがで きるよう、質問形式による新しい表彰プログラムを設 けました。さらに、この表彰とは別に、年次会長賞を 何度も受賞し続けているクラブのチャレンジ精神に 応えるために、さらに上のレベルの特別賞も加えるこ とにいたしました。
私たちが親睦と奉仕のレベルアップを図り、1910年に 初のロータリー大会を開催した国際ロータリーを奉仕 の第二世紀に向けて前進させていく中で、この質問形 式を用いた新しい用紙がクラブと地区ガバナーの皆 さまに役立つものとなることを願っております。

Square_wht_Right.pngレイ・クリンギンスミス
2010-11年度国際ロータリー会長