≪外部卓話≫ 青森地方裁判所 弘前支部 裁判官 増田 純平 様
テーマ「裁判員制度について」
今朝の新聞に『 09 年までに導入される刑事裁判の裁判員制度について、内閣府が昨年 12 月に世論調査を実施したところ、「参加したくない」などと消極的な回答をした人は 78.1 %に上り「参加したい」などの積極派の 20.7 %を大きく上回った。制度の導入が迫っていながら、参加への抵抗感が消えていない実態が浮き彫りになった。』と報道されました。まだ、この制度をよく理解されていないところからくる数字だと思います。これまでの刑事裁判は裁判官3人でしたが、この制度が導入されると裁判官3人+裁判員6人となります。
裁判員は、法律的判断はしなくてよいのです。常識的判断をするのです。とくに法律知識は必要とはしません。この点について不安をいだくことはありません。また、裁判員になったことで被告人から仕返しされるのではとの質問がありましたが、名前や住所などは公にはされませんし、評議、評決は非公開です。さすがに覆面をして出廷はできませんが、危害が加えられるおそれがある場合は、裁判官だけで裁判を行う場合もあります。責任の重さについても1人でかかえ込むことはありません。仮に間違ったことを言ったとしても反論も出てきます。裁判官の昔からの教えでも「評議は乗り降り自由だ。」といわれています。相手の言うことも聞く、疑問もぶつける。自分の一度言ったことに拘束されない。そういうことなので、1人ではなく全体の責任となるわけです。実際に裁判員となった場合、青森地裁の 青森市 の本庁に行くことになります。弘前支部や他の支部ではありません。日当や交通費の支給はありますが、そう高額なものではないと思われます。
ロータリークラブの例会で今日のような説明ができるのでしたら、いつでもお声をおかけ下さい。
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